貧血予防に葉酸

葉酸と悪性貧血

血液の中には赤血球があり、肺から取り込んだ酸素を全身に運ぶ働きを行なっています。赤血球は4ヶ月ほど働くことができ、その後は新しい細胞に生まれ変わっています。赤血球を作る成分が不足すると、新しい赤血球が作られにくくなり酸素が全身に行き渡らなくなるのです。

 

赤血球の生成に問題が出てしまうのは、葉酸が不足しているからです。これを悪性貧血と呼んでおり、赤血球が巨大になって正常な機能を果たせなくなります。そのため、全身の酸素が不足して貧血・息切れ・疲労感などを感じてしまいます。葉酸は細胞分裂に関係ある栄養素で、ビタミンの一種です。赤血球がうまく作れないほか、様々な細胞のDNA合成がうまくいかなくなる事にも影響が出ています。胎児の成長や、小さな子供の成長にも関係しており、特に妊婦は葉酸を大量に消費するため悪性貧血になりやすいのです。

 

妊娠中の方、授乳中の方、食事で葉酸が不足している方、成長期の子供なども葉酸が不足して貧血を起こすことがあります。妊娠する予定のある方は妊娠前から摂取量に気をつけて、その他の方も日常生活から緑黄色野菜を生の状態で食べるようにしてみて下さい。また、野菜の摂取量が不足している現代人では、成人の方でも葉酸不足によって悪性貧血になってしまう事もあります。